驚くかもしれませんが、古墳にはシーズンがあります。
最適なのは春と秋。冬はOKですが、夏は以下の理由でダメです。
です。ここの初級の1個目、2個目に書かれているような古墳公園型ものは、虫も少ないですし、それなりに草刈りなど手入れされているので、夏でも行けなくはないですが、初めての古墳の印象が悪くなっても困るので、なるべくトップシーズンに行くようにしましょう。
また、古墳に慣れてきて、あまり手入れされていない古墳に行く場合には、冬の方が向いています。下草が多いと目的地までたどり着くのも大変ですので。
古墳巡礼には、下調べが重要です。なにぶんその観光価値に気づいていない自治体が多いので、普通の観光地のような、親切な案内を期待してはいけませんし、あったとしても錆びて読めない看板であったり、これは小さすぎるだろうというものであったり。
また、近くで人に聞けばいいや。という安易な考えもいけません。基本的に古墳の隣に住んでいる人でさえ、その古墳の存在に気づいていないことが多いです。
またカーナビにもほとんどデータが載ってませんので、ちゃんとたどり着けるよう、確実な場所を地図に記録してもって行く必要があります。
古墳場所を知る便利なツールについては、おいおい書いていきたいと思います。
一番必要なのは移動手段で、辺鄙なところにある古墳を見るには、やはり車/バイク等の何らかの動力を持った移動手段が必須でしょう。もしくはカラダを他の動力並みに鍛えても良いです。
駅前にあるとか、公共交通機関が使える古墳も一部ありますが、バスはあっても一日数本しかなかったりしますので気をつけてください。
なお、古墳までの道が、悪路の細い道などもありえますし、道を間違えて細い道を長い距離バックすることもあります。ベンツのSとか、シャコタンのグロリアとかは厳しいかも。
基本、長袖、長ズボン、理想はトレッキングシューズです。
墳丘は結構急な坂で、雨の後などすべることがあるので、リュックか肩掛けバックで両手があいている状態にしておきましょう。
黒い服装は蜂に狙われやすいそうですので、なるべく控えたほうが良いかもしれません。
移動手段は別として、虫除け、虫刺され、上にも書いた古墳地図は忘れてはいけません。また、石室に入る場合は暗いので、明るい懐中電灯を準備しましょう。ヘッドライト型の物ですとBetterです。他に記録に残したくなると思いますので、古墳用カメラも必須です。
発掘ではありませんので、シャベル、つるはし、ハケの類はいりません。
おやつは300円まで、バナナはおやつに入りません。
古墳は大きいので、出来る限り広角のレンズが欲しいです。
私はカメラマニアですので、フルサイズのデジタル一眼と、17-40 mmレンズの組み合わせをメインに使ってますが(これでも広角不足を感じることが多々あり)、場合に応じて、
など、重装備で出かけることもあります。
大量の機材を持って墳丘の上り下りはバテますので、広角レンズのついたカメラ1台というのが最適だと思います。私も必要ないかぎり、なるべく身軽に行きます。
あと、古墳を見たときの感動を写真に納めるのはかなり難しいです。私などは、家に帰ってから、ああイマイチだなあといつもブルーになります。